Summary: What is Jp1 and what it for.
はじめに
ジョブ自動管理システムを理解するため、JP1の情報を調べて、記録しておきます。
下記JP1の紹介やJP1の特性など、私の理解じゃなくて、Internetから探したんです。
原文を読みたい場合、最後の参照先のリンクから遷移できるので、ご利用ください。
JP1
JP1とは
JP1は日立製作所が開発・発売している日立オープンミドルウェアシリーズのひとつで、1994年に発売された、企業のITシステムの稼働監視、業務自動化、IT資産管理、およびインフラ管理などを統合的に行う、ITシステム運用管理ソフトウェアです。統合システム運用管理ツールと位置付けられ、運用ツールとしての日本国内シェアは約27%でトップクラスである
JP1の機能
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オートメーション
様々なプロセスサービスやジョブの起動順序を定義し、ジョブ管理システムとして使用することができます。
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IT運用自動化
運用手順書をもとに手動で実行していた複雑なオペレーションを自動化します。日立グループが培った運用手順のノウハウの提供により容易な導入を実現。IT運用の効率向上と人的ミスの低減が図れます。
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ジョブ管理
きめ細かく豊富なスケジューリング機能や予実績管理など、業務の自動化に必要な機能を提供します。クラスタ対応による信頼性向上、および業務量の増加・集中に柔軟に対応できる業務運用を実現します。
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バックアップ管理
マルチプラットフォーム環境のバックアップ運用を一元管理。 データ損失のリスクから企業のデータを守り、BCP※の実現を支援します。
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モニタリング
サービスとシステムの稼働状況を監視し、何が起こっているか、安定して稼働しているか、快適なサービスを提供できているかを視覚的にとらえ、効率的な監視運用する。
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統合管理
システム全体が問題なく動作しているかどうかを集中監視します。 例えば、オンプレミス、クラウドの両環境での監視が可能で、Windows、Linux、UNIXなどの各種プラットフォーム上の業務システムの実行状況や、ネットワーク、サーバー(プロセス、リソース)、アプリケーションの稼働状況など、システム内で発生するさまざまな事象(イベント)やログを集中監視します。
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ITサービス管理
利用者からの問い合わせやシステムで発生した障害などの案件について、解決するまでの状況把握を可能にし、一元管理を実現します。
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パフォーマンス管理
OS、データベース、各種アプリケーション、仮想環境などの稼働情報をシステムとアプリケーションの両面から収集します。これらを一元管理し、横断的に分析することで、問題の特定から解決、さらには将来のキャパシティプランニングまで、安定したシステム運用を支援します。
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ネットワーク管理
業界標準のSNMPを採用し、ネットワーク全体をビジュアルな管理マップで一元管理。 障害発生時には、障害原因となるイベントのみ通知されるため、迅速な障害対応が可能です。
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コンプライアンス
IT資産の一元管理とセキュリティリスクへの対応でコンプライアンスを徹底します
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資産・配布管理
ソフトウェアやハードウェアなどのIT資産情報やセキュリティ対策状況を把握し一元管理することで、IT資産を有効活用できます。また、PCや業務サーバーの操作ログ(証跡記録)の取得などにより、コンプライアンスの徹底を支援します。
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セキュリティ管理
社内での情報の共有化を推進しつつ、メディア・印刷物による機密情報の不正な持ち出しを防ぎます。 また、モバイルPC上のデータやリムーバブルメディア内の情報を暗号化することで、 万一紛失や盗難にあった場合にも第三者による解読を防ぎます。
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簡単理解JP1
JP1はManagerとAgentがありますが、同じサーバーに配備される場合、下記イメージです。
ちなみに、Manager はジョブの定義、実行スケジュールの管理、実行状況の収集をやっている
Agentはジョブの実行、実行結果をMangerに報告すること。
図:簡単理解JP1
深く(ASJ3)
業務処理を自動化するに当たって、ジョブ管理の中心となる製品である JP1/Automatic Job Management System 3(JP1/AJS3)を導入します。JP1/AJS3 は、自動化する業務 の定義から実行の指示、スケジュールどおりに実行されているかどうかの監視、さらに、 これまでの自動実行の実績管理など、業務を自動運用するために必要なすべての機能を備 えています。業務処理を自動化することで、人手によるオペレーションミスを減らし、安 定して稼働できます。
図:JP1/AJS3システム構成例
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システム構成
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マネージャー(JP1/AJS3 - Manager)
自動化する業務の定義や実行スケジュール、実行結果の履歴を管理します。
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エージェント(JP1/AJS3 - Agent)
マネージャーから要求された処理を実行し、実行状況や実行結果の情報をマネージャ ーに返します。
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ビューアー(JP1/AJS3 - View)
GUI を使って JP1/AJS3 を操作するためのホストです。マネージャーに接続し、ジ ョブネットの定義や操作、実行状況や結果の表示などを行います。
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競合製品
参照先
- wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/JP1
- 日立システムHP: https://www.hitachi-systems.com/ind/jp1/about_jp1/
- 教育テキスト:https://www.hitachi-ac.co.jp/app-pdf/JPJ065.pdf